Amies Philosophy ー世界観ノ創造ー

世界は物語。物語は雲。世界観の創造は水を雲にすること。世界観は入道雲のように空高く。

継承されし世界。

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余白。

それは自由の象徴。

余白無くして変化への適応は不可能。

余白があって初めて可能と言う火が灯る。

変幻自在は余白と言う自由な空間があるから成せる技。

余白には価値がある。

人智を超えた価値がある。

 

 

余白の神性化

我々の周りには無駄と思えるものが数多存在する。
宇宙空間はほとんどが空っぽ。過剰なまでの余白。然しそんな余白が無ければ超高密度な物質の塊しか存在しえず生命が誕生する隙がただ一つさえもなかったに違いない。

今こうして当たり前のように生きているのも余白が豊富に有ったからに他ならない。そして現在、未来が我々の前に拓かれているのも余白と言うナニモノにもなれる可能性が存在し続けているからである。

従って余白こそが可能性そのものであり、余白さえあればそこへどんなものでも築き上げることができる。

 

世界は余白で満たされている。

だから気づけない。

余白がいかに重要であるかを。

空気が重要であることを忘れるように。

余白も忘れ去られている。

余白こそが未来。

余白が無くなれば時間が朽ち果てるのを。

古の住人すら気づくことはできない。

 

余白に満たされているが故に、気づけない余白の価値。余白とは世界の資産である。余白こそがこの世で最も尊いもの。余白には意味がある。

 

遺伝子の余白

遺伝子には余白がある。何にも属せずどんな遺伝情報にも当たらない空白の部分が。その部分が無駄な部分と言う者もいる。本当に愚かなことに。その空白の部分には現生の記憶が記録されることを知らずに。

 

記憶の継承

記憶とは脳に書き込まれる情報だと考えられてきた。然し、今後はその常識は消え去るであろう。記憶は脳以外にも遺伝子に書き込まれる。より重要とされる記憶は遺伝子に刻み込まれる。そして子孫へとその『記憶』が引き継がれる。

今、楽しいと思えること、得意だと思えるもの、情熱を注げるもの。そこには先代の記憶が影響している。遺伝子に先代の記憶が刻み込まれて今の我々に至っている。輪廻転生、前世、生まれ変わり、過去の記憶を持つ者。そういったものは都市伝説とされてきた。然し、そうではない。遺伝子に記憶が刻まれるとすれば生まれ変わりとかの考えが生じるのは至極当然の帰結である。今や都市伝説とされていたものが現実であり、まさに事実は小説より奇なりである。

 

我々の生き様は遺伝子に刻まれる。

そして先の子孫へと語り継がれる。

今の私の行いは

子孫の悲しみの糧となり

子孫の喜びの糧となり

子孫の才能の糧となり

子孫の恐れの糧となる。

子孫は私の半分を受け継ぐもの。

私は永遠に生き続ける。

私の歩みは道半ば。

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