Amies Philosophy ー世界観ノ創造ー

世界は物語。物語は雲。世界観の創造は水を雲にすること。世界観は入道雲のように空高く。

孤独な協力で成功する

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協力こそが人類生存の証

協力すること。
今更ではあるが重要である。

我々人類が地球の頂点に君臨しているのは紛れもなく協力が優れた集団だったからだ。
協力こそが成功の原理ではある。ああ、その通りだと思う。その通りなのだが、ここでいうところの成功とは集団単位に限られたものでしかないのではないかと、思考が不満を呈す。個人レベルでの努力の限界を突きつけられている気がするからだ。

そこで、”協力”と言う能力を集団単位ではなく、個人単位で活かせる方法は無いのだろうかと考えた。

 

個人単位で成立する協力の形

協力は「力を合わせること」である。
そこで、他人を必要とせずに個人だけで力を合わせる方法を考えることにした。

 

<1つ目の協力の形:インプット>

現在は産業革命のお陰で様々なものが誰にでも利用できる環境にある。その前提で考えると、周りの環境はこれまでの人類の協力の積み重ねで得られた”力”であると考えることができる。従って、その”力”を個人が活用することが「力を合わせる」になると言える。
例えば、本を読むという行為は、店に売られた本を自由に買うことができる。これは前述の環境という名の力を活用することに当たり、一種の協力と言える。
よって、周囲の環境を個人が上手く生かすことは、”協力”に値する。

 

<2つ目の協力の形:エディター>

周囲の環境と個人が協力することで、知識が増える。知識は断片的であればそれは情報に過ぎず知識の価値としては大して高くない。
真価が問われるのは各々の知識に繋がりがあるか、である。個々の知識は力である。その個々の力を合わせることこそ、知識の協力と言えるのではないか。知識は組み合わせることで別の新たな価値が生まれる。知識の組み合わせとは、知識間の相互作用により孤立した知識間に繋がりを持たせるということである。必然、組み合わせる知識が多いほど生まれる知識の価値は指数関数的に膨らむ*1。この知識の編集が協力でないはずがない。

 

<3つ目の協力の形:アウトプット>

知識を編集すれば、新たな知識が創出される。その知識をメタ知識と言おう。個々の知識はメタ知識へ昇華する糧となり、故に当然その糧となった個々の知識には価値がある。ではメタ知識はその時点で、価値が十分と言えるだろうか。価値は希少性と有用性の積で決まる。知識がメタ化すればその分、希少価値は上がるが、有用性が無ければ価値は無である。なので、希少性のあるメタ知識は、利用前は有用性が無いに等しいため、その時点で価値はない。利用できて初めて価値が生まれるのである。従って、メタ知識を利用する機会を与えなければなるまい。そこで、1つ目の協力の形と同様、外部の環境を利用する。環境はメタ知識を利用できれば何でもよい。ブログが一つの手段であることは言うまでもない。ブログを活用してメタ知識を掲載することで、知識を利用したという事実が生まれる。それこそがメタ知識に価値を与えたということである。この手段はブログと言う力の活用であり、メタ知識とブログという2つの力を合わせることであり、即ちこれは協力という形に他ならない。

以上が3つが他人を必要とせず個人単位で成立する協力という形である。*2

 

協力×協力で強力な成功が得られる

外部環境との協力により知識を得て、得た知識同士の協力でメタ知識に昇華させ、そして外部環境の協力のもとメタ知識を活用する。
そのメタ知識と新たな知識の協力によりメタメタ知識を生成しアウトプットする。・・・
この繰り返しにより、創発が生じる。そこで生まれる秩序が『成功』である。

*1:ここでは有用性の有無は考えない

*2:個人単位の協力とはいうものの、個人の見えないところで実際個人と他人が影響し合っていることを考えると広い意味で一般的な協力関係にあるのかもしれない

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