常識を捨てる勇気
9月の秋の夜
半袖では肌寒い季節となり、一日の疲れと伴に夜道を歩いていた。
朝のニュースで今日は満月だと言っていたことをふと思い出す。
夜空を見上げると、薄い雲を通り抜けてきた淡い月の光が視界に入る。
輪郭のぼやけた月が辛うじてそこにいた。
当り前にある月
当り前にそこに月がある。
そう、それは当たり前なこと。
当たり前だと認識しているので、それ以外は疑わない。
我々にとって過去経験したすべてが当たり前のことである。
当り前の事象から大きく外れることはめったに起こらない。
非常識を常識と知覚させる思考の昇華
そう信じている。そう信じさせられている。そしてそれを疑わない。疑えない。
これが普通の人間の限界。
だが、我々はこの洗脳を脱することができる。
強い意志と深い思考、そして広大な想像力があれば。
当り前でないことを信じる勇気。
非常識を常識と知覚する柔軟で寛大な思考。
常識が思考の限界を作る
今までの常識を捨てて思考しよう。
その勇気が新たな世界観の創造を可能にするのだから。