Amies Philosophy ー世界観ノ創造ー

世界は物語。物語は雲。世界観の創造は水を雲にすること。世界観は入道雲のように空高く。

特異性を極めて自己を高める

f:id:sutekinakaba:20190203160312j:plain

 

もう一つの世界線でのとある学生の回想

ここは100人の世界。俺はその中の1人。

この世界には義務教育制度があった。教育を受ける義務と言うやつだ。
面白いことに受ける教育科目は自由に選ぶ権利があった。

 

どの世界線でも科目選びは皆と一緒

ただ、この世界でも協調性やら同調性やらという集団心理という虚構の法則が働いていた。
ほとんどの奴らが同じ科目を選択する。ほとんどというよりかは俺以外の99人が同じ科目。
集団心理と言うやつは宗教やカルトといったように、みんな同じ考え。
みんな同じ仲良しってやつだ。
周りの奴らは似た者同士で区別がつかない。アイデンティティーってやつはどこに逝ってしまったのやら。

 

違うものを馬鹿にするのもお決まり

俺は当然、99人の奴らが受けている科目の講義には参加していない。
ああ、その通りさ。あいつら等からはよく馬鹿にされるよ。お前、そんな常識も知らないのかと。

正直、馬鹿にされるのはウザいけど、そんなアホどもは気にしてない。
理由は・・話せば少し、長くなるが。
ああ、了解。理由を話そう。

 

アホどもを気にしない理由

俺以外の99人の奴らは同じ科目を受講してるんで、あいつらは共通した知識を持っている。
99人が圧倒的多数だから、その共通した知識は一般常識に分類される。
ただ、共通化された知識のせいで、奴らの考え方はいつも同じ、個性差0。
呆れるほど独創性に欠け欠け。会話のときは同じ朗読を毎日聴かされている感覚。

それに対して俺は、あいつらが選択している科目にはユニークさに欠けてて面白く感じなかったんで
1ミリも勉強したことはない。前にも言ったように、99人の常識は俺にはないってこと。

ただ、俺の無知は、俺固有のものであり、100分の1の個性だ。

一方で俺1人だけ別の科目を選択し受講し学習していた。
あいつらは頭が固くて気づいていないが、99人には無い知識を俺は持っている。

この99人に無い知識を持つ俺の有知もまた、俺固有のものであり、100分の1の個性だ。

要するに、他人と違うことを”する”だけで、10000分の1の個性になれるってこと。
万が一の超ユニーク個性を集団とは異なる選択をするだけで手に入れられるって凄くないか。
そんなことに気づかずに集団心理の傘の中で安心して気が大きくなって優越感に浸っている奴らにかまってる時間が無駄だと悟ったのさ。

 

君子、無知の無知たる愚者に関わらずってこと。

ただそれだけの理由。

にほんブログ村 哲学・思想ブログへ